“ことばのアルバム”はじめました

ふたりいろのプランナー、國井 裕子です。

ずっと始めたかったブログをようやくスタートさせました。

ふたりいろをローンチしてから2年半ほど経ちましたが、これまでたくさんのご夫婦に出会って、皆様のおかげでふたりいろの輪郭がどんどんはっきりしていきました。

伊豆出身という共通点だけでカメラマンのときやさんと始めたブランドですが、唯一無二の存在で長く続く意味あるフォトウェディングにしたいという気持ちがありました。

そこがブレずにここまで続いているのはたくさんの対話を重ねてきたからです。

お互いに結婚式をメインの仕事をしている中で、前撮りは”ただ写真を撮る”というわけではないことが共通認識としてありました。

これから結婚生活がスタートするカップルにとって、どんな時間を過ごしてほしいか?
結婚式をしないカップルにとっては、これがある意味結婚を実感できる時間ではないか?
家族が増えて、子供や孫に見せたい写真はどんなものか?

など、新郎新婦の現在の目線、数十年後の二人の目線などあらゆる角度から、ふたりいろはどんなブランドでいたいかを考えてきました。

本当に今は、たくさんの前撮りブランド・カメラマンが溢れていて、個性を出し続けれるのも難しい時代。

そんな中で、見つけてくれて、依頼してくれたカップルにどんな体験をプレゼントできるか、本当によく話し合ってきました。


伊豆の撮影地までは片道2時間ほど車を走らせて向かいます。

行きの車では、今日はどんな撮影をしようかと話しています。

これまでやり取りしてきてお二人がどんな人かの共有、結婚式を控えているのか、その日の天気はどうか、という話から、

最近のトレンド、やってみたい撮影など、普段はお互いに違う場所で結婚式に接しているからこそ、感じたもの、見えたものを意見交換しています。

朝から、話はヒートアップするので、車内とは思えない声のボリュームになることも(笑)

そんなふうに、ひたすら対話をすることで、その日の撮影のゴールが共有されていきます。根底としては、新郎新婦にとってどんな時間を過ごしてもらえたら最高だったと言ってもらえるかどうかを考えています。

そして、撮影終わりはまた2時間ほどかけて帰るのですが、車内では「今日の撮影も最高だった!」と前向きな反省会を繰り広げています。

私が運転して、助手席ではその日のデータを早速セレクトしているときやさん。

セレクト中もおしゃべりは止まらず「これを残したかったのはこういった理由で〜」「この写真はふたりっぽくて好き」「これは挑戦してみた」など、1枚1枚に物語があって、理由のある写真を撮っている。

仕事柄、これまでも多くのカメラマンと仕事をする機会がありますが、これほどに愛を持って、自分のための技術ではなくふたりのことを考えて必要な技術を磨き、ことばにしている人はいるのだろうかといつも感化されます。

そういった対話を重ねていくことで、ふたりいろの軸がはっきりしていったような気がします。

情熱が溢れている車内トークで度々、この熱量Youtubeに残した方がいいよね、それもっと発信した方がいいよね、と話題になることもしばしば。

自分たちの思いや考えていることをどこかに残したいとずっと思ってきたので、ようやく「ことばのアルバム」という形にして、今後綴っていきます。


冒頭に、新郎新婦のおかげでふたりいろの輪郭がはっきりしてきた、と書きましたが、立ち上げてからこんなブランドにしていきたいねというのは、あくまで私たち目線や想像の中で考えてきたものでした。

まだふわっとしていた自分たちのブランドが、2年半経って、お客様からいただく感想のおかげで、はっきりとしてきたのです。

そして、それは最初に思い描いてきたものと近しいもので、間違えていなかったんだなぁと自信をいただくことができています。

そんな宝物になるような感想にもっと応えていきたいですし、お客様が思ってくださったように、私たちもふたりからいただくものが多く、忘れたくない感情や熱がたくさんあります。

なんだか私はSNSに苦手意識があり、大事なことばや想いであればあるほど、しっかり残っていく場で書きたいという気持ちがありブログ機能を追加しました。

不定期更新ではありますが、ふたりいろを作っている私たちが少しでも身近な存在に感じてくれたら嬉しいです。

このことばを綴ったひと